28Fieseler Fi 156 Storch   1/12 スケール     2013年11月16日初飛行

Fieseler Fi 156 Storch は Hobby King 扱いのPNF(プラグ イン フライ)キット。
尾翼を接着し、受信機と電池を積むとすぐに飛行可能だった。

  実 機 スケール機
スパン 14.3m 1,154mm
翼面積 26m2 17.3 dm2
全 長 9.9m 835 mm
飛行重量 1,260kg 880 g
翼面荷重 48.5 kg/m2 50.9 g/dm2
エンジン出力 180 kW(240 HP)

3530 NTM Brushless 1100KV
プロペラ 10×6

最大速度 175 km/h  
航続距離 380 km リポ3セル1800mAh 
最大運用高度 5200 m  
上昇率 290 m/min  
ラジコン
メカ
 

エルロン×2、フラップ×2、エレベータ、ラダー
6サーボ+ESC

実機は第二次世界大戦中のドイツで空中偵察、弾着観測、負傷兵輸送など多様な目的に使用された航空機。
シュトルヒ(Storch)とはドイツ語でコウノトリを意味する。この機体は高いSTOL性のを持っていて45 mで離陸でき、18 mで着陸することができたと言う。主翼前縁には、全幅にわたって固定スラットが取りつけられていて、ヒンジ式エルロンとフラップはいずれもスロッテッド(隙間式)になっている。またスプリングとオイルダンパーを備えた長い前脚によりほとんどあらゆる場所へ降りることが可能だった。

初飛行      2016年3月12日  鶴市グラウンドにて

時岡さんに撮影をお願いして初飛行に臨む。片側フラップが動かないトラブルがあったがテープで固定してGO。
車輪が小さいので短い草でも影響を受けて直進が難しかったが何とか離陸。

パワーは十分。上がってしまえば素直な操縦性だ。

スケール機なので高くは上げず、低空を旋回させて姿を楽しむ。翼のステーや長い脚がメカっぽくていい。

前縁の固定ストラットの効果か低速でも失速する気配がなく 飛ばし易い。

着陸は草に足を取られて前転。
2回目はタッチ&ゴーさせたら、やはり足を取られて横転、ペラが折れてあっけなく初飛行終了。

度重なる墜落1      11月24日

2回目の飛行は大串で。芝生広場からの離陸は軽々と問題なく、東に出すとものすごいリフト。スロットルを絞って南に向けて水平飛行。ひょっとすると滑空するかな?と思うくらいの飛行だったのだが…。左に傾いたのを修正しようとしたが応答が無い!あれっ?ノーコンと思う間もなくそのまま左に傾いたまま墜落。

プロポと鎌を持って回収に藪を下りた。スロットルを上げると大きなプロペラ音がして、木の上に引っ掛かっているのを難なく発見できた。
木の高さは4〜5m。幹で15cmほど、引っ掛かっている枝は5cmくらいで揺すっても びくともしない。鋸が無いので切るわけにもいかず、結局登って回収。機体を直接落下させないように徐々に下げ、自分もゆっくりと足場になる木の枝を探して下りる。枝払いに鎌を持って上がったがもう不要。また自分を切らないように遠くに投げ捨てた。3mくらいになった時、足場の枝が折れ、両手と片足でかろうじて宙吊り。何とか別の枝に足を掛け、地上に下りられてほっとした。
機体の損傷はプロペラの折損、胴体の脚取付部の破損、翼は無傷と意外に軽傷でラッキー!
背丈以上の草を押し倒し、絡み付くつるを鎌で切りながら嵩張る機体を前に投げながら上がって行くのは大変だった。

度重なる墜落2      12月16日

3回目の飛行は鶴市。ペラを入手して復活させたシュトルヒ。車輪を少し大きいものに変えた。墜落原因がひょっとしたらプロポかも知れないと思って距離テストをしたら20mくらいでプロポを体で隠すとノーコン現象が出た。プロポを機体に向けたら動くのでまあOKかな?と離陸させ、周回飛行を繰り返しているうちに・・・

川の上を飛行中、突然エルロンが効かなくなって墜落。水平距離50〜60m、大串の時と極めて似た状態でのノーコンだ。川に落ちたかも知れないなと思いながら車で回収に向かうと、植本さんが先に来ていて河原に下りてくれた。幸いにも柔らかい草の上に落ちていて、カンザシが折れただけで済んだ。主翼にはステーがあり、本来は胴体下部にネジ固定するのだが、今回ネジを忘れていてしていなかったので胴体の損傷は免れた。

度重なる墜落3      2014年1月12日

シュトルヒの復活飛行をしたのだが、またまたノーコン墜落。今度はグラウンドに落ちたのと、カンザシをパイプからロッドに変えて強度を持たせたのが災いして胴体大破。毎回の墜落で機体も心もボロボロ。
FrSkyのシステムを疑って受信機を変えて距離テストし、今回はテレメトリ受信機を積んで受信状態をモニターしていたのだが、墜落時には結局見られなかったし、アラームも鳴らなかった。
續木さんとノーコン状態の再現を試みたが出ず。6サーボ駆動にBEC電流が足らないのではとの話から、可能性としてアンプからのBEC電源が何らかの条件で落ちているのではないかとの結論になった。

原因究明 2014年2月

續木さんがアンプのBEC負荷試験をしてくれた。結果1.2Aの負荷でも1〜2分でBEC出力が0∨になったそうだ。時限爆弾のようなアンプとの表現があったがそのとおりだ。度重なるノーコン墜落の原因がはっきりしてすっきりした。ビデオを撮ってもらってHKにクレーム申請するもアンプ代金$20の返金で幕。機体はどうしてくれる?

復活 2014年3月

ボロボロになった胴体の主翼取付け部(キャノピー)をジグソーパズルのようにバラバラのパーツを継ぎ足したり、新しく作ったりして再生。意地になって飛ばし続けてたが →2017年3月4日ノーコン墜落 ついに廃棄

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